対象工法一覧

落石対策

斜面崩壊対策

土石流・流木関連対策

雪崩予防対策

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斜面・法面対策

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対象工法 概要

落石対策

リングネット落石防護柵

概要

リング状に編まれた特殊金網(リングネット)と、リングネットを吊るサポートロープに組み込まれた衝撃力吸収部材(ブレーキリング) 、および支柱の頭部から地山に連結しているワイヤーロープアンカーによって、最大3,000KJまでの高エネルギーの吸収を可能にした落石防護柵工法です。

用途

道路、鉄道、民家、公共施設などの防護

特徴

  • 対象となるエネルギーに応じて6タイプ(RX-025、075、100、150、200、300)から選択できます。
  • 建設技術審査証明を取得している信頼性の高い工法です。
  • 実物大実験により性能を検証しています。

TXI落石防護柵

概要

TXI落石防護柵は、最大100kJまでの落石エネルギーを、高強度ネットとワイヤロープに装着された衝撃力吸収部材(ブレーキリング)により効率よく吸収します。リングネット落石防護柵シリーズの最小タイプです。

用途

道路、鉄道、民家、公共施設などの防護

特徴

  • 防護柵性能は、実物大実験で検証しました。
  • 擁壁上、斜面中腹に場所を選ばず設置できます。
  • 脱着しやすいリプレイスロープの採用によりメンテナンス性を高めました。

ハンガーネット

概要

急斜面の上部において大規模な落石の衝撃力を受け止め、ネット内で落石を地表まで誘導する落石防護網です。高強度ネットと衝撃力吸収部材を使用し、従来の工法と比べ落石防護規模を最大1,000KJまで拡大した高エネルギー落石誘導型防護工です。

用途

道路、鉄道、民家、公共施設などの防護

特徴

  • 対象となるエネルギーに応じて3タイプ(HGN-300、550、1000)から選択できます。
  • 防護柵を設置しにくい急峻な斜面での落石対策に適しています。
  • 実物大実験により性能を検証しています。

RSS工法

概要

防護柵を構成する高性能支柱とワイヤーロープ支持具などにより、最大1,500kJまでの落石エネルギーに対応する落石防護柵です。

用途

道路、鉄道、民家、公共施設などの防護

特徴

  • 衝撃エネルギー吸収装置を配置し、落石の大きな衝撃エネルギーを受けても一定の張力を保ちながら吸収する機構を有しています。
  • 支柱はPC鋼材を配置したコンクリート充填鋼管を用い、耐力と靱性を向上し、支柱の曲げ変形により吸収エネルギーを増大します。
  • 支柱間や支柱に落石が衝突した場合など、あらゆるケースに各種緩衝装置を機能的に配置しています。

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土石流・流木関連対策

ワイヤネット

概要

高強度のリングネットを主索と吊索に接続して、袋状に配置した柔構造体で、土石流・流木を捕捉する透過型砂防施設です。

用途

土石流・流木の流下流出防止

特徴

  • リングネットは捕捉物に合わせて変形して荷重を均等に分布・伝達し、吊索に対する耐摩耗性を向上しています。また衝撃緩衝装置により、リングネットに対する衝撃力を緩和しています。
  • 構造部材は軽量で、現地搬入と設置が容易なうえ、コンクリー打設量の低減が図れます。
  • 河床を掘削せず、河床部での作業量が少ないため、施工の安全性を高めます。

TAMPOバリア

概要

土石流荷重作用時に、リングネットとエネルギー吸収装置のブレーキリングが変形することで大きな衝撃エネルギーを吸収できる柔構造物工法です。

用途

砂防工事現場の上流に設置し、土石流を一時的に捕捉することで現場作業員の避難時間を稼ぎ、現場作業員の安全を確保することを目的とした使用ができます。

特徴

  • 部材が軽量のため搬入と設置が容易で、短期間に設置が可能です。
  • 背面が透けて見えるため、景観への違和感が小さく環境面に優れています。
  • 土石流が発生しなかった場合、多くの構造部材は他現場に転用可能です。

土石流・流木流下防止緊急対策工(通称:強靱ワイヤーネット工)

概要

土石流荷重作用時に、リングネットとエネルギー吸収装置のブレーキリングが変形することで大きな衝撃エネルギーを吸収できる柔構造物工法です。

用途

土石流災害の発生直後に、人命を守るための緊急的な対策を目的とした使用や、災害関連緊急事業等による砂防堰堤が完成するまでの、応急的な安全対策としての使用ができます。

特徴

  • 部材が軽量のため搬入と設置が容易で、短期間に設置が可能です。
  • 背面が透けて見えるため、景観への違和感が小さく環境面に優れています。
  • 土石流が発生しなかった場合、多くの構造部材は他現場に転用可能です。

SDM

概要

既存スリット堰堤のスリット内にリングネットを設置し、開口部を小さくすることでスリット機能を向上させる工法です。

用途

スリットえん堤からの石礫・土砂流出を防止

特徴

  • 高エネルギー吸収型落石防護工に使用される硬鋼線のネットを使用しています。
  • 部材が軽量で、リングネットパネルは分割可能なため、人力での運搬が可能です。
  • 部材は防食加工が施されており、錆の発生しやすい環境下でも設置が可能です。

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斜面・法面対策

パワーネット工法

概要

耐久性に優れた高強度ネット(TECCOネット・SPIDERネット)により岩盤を含めた表層部を安定化する工法です。素線強度1770N/mm2を誇る高強度ネットとネイル(異形棒鋼)を組合せた、 安全でかつ短い工期で斜面安定を図ることができます。

用途

  • 斜面の表層崩壊対策
  • 既設吹付け面・擁壁の崩落対策
  • 不安定岩塊の固定

特徴

  • 不安定な斜面表層、不安定岩塊を高強度ネットで覆い、ネイルで固定する構造です。
  • 高強度ネットを斜面表層の地質や凹凸などの状況に応じて選択し、多様な斜面に対応することができます。
  • 斜面表層崩壊対策では、ネイル間隔を最大2.5mまで拡げることができ、コスト縮減になります。

クモの巣ネット工法

概要

高強度ネット(TECCOネット)と支圧プレート及び補強材を組み合わせ、地山補強土工法です。コンクリート打設が不要で緑化が可能。美観性に優れるとともにコスト縮減が可能です。

用途

  • 法面の表層崩壊防止
  • 既設吹付け面・擁壁の崩落対策

特徴

  • TECCOネットを法面全体にかぶせるように張り、それにクモ用プレート及び補強材等を組み合わせた地山補強土工法で崩壊土塊の中抜けを防止します。
  • 法面全体に緑化工等が併用でき、鋼製材料が目立たない環境になります。
  • 法面上での鉄筋等の組み立てやコンクリートの打設等が不要なため、施工管理が容易で工期も短縮できコスト縮減になります。

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斜面崩壊対策

インパクトバリア

概要

リングネット落石防護柵の技術を基盤に開発された、斜面崩壊対策工です。擁壁の補強や設置が困難な場所に、崩壊土砂の衝撃力低減または捕捉を目的とします。

用途

急傾斜地に隣接する道路、鉄道、民家、公共施設などの防護

特徴

  • 土砂災害防止法に対応しており、150kN/m²の崩壊土砂の衝撃力に対応します。また、堆積土圧に対しても安定します。
  • 軽量な部材を使用しており、待受け擁壁の設置が困難な急傾斜地や狭隘な箇所に設置が可能です。
  • 実物大実験を行い、崩壊土石の捕捉性能と落石捕捉性能を確認しています。

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雪崩予防対策

スノーネット

概要

雪崩の危険性をなくす、あるいは最小限に食い止めるための雪崩予防柵です。ネット構造であるため雪圧に対して柔軟に対応でき、部材の軽量化を実現しています。また、遠方から目立たず、景観にも配慮した工法です。

用途

道路、集落、鉄道などを対象とした雪崩発生予防

特徴

  • 雪崩予防と同時に最大500kJまでの落石エネルギーにも対応可能です。
  • 起伏のある地形にも柔軟に対応できる構造を有しています。
  • 透過性に優れ、設置箇所周辺の景観や自然環境への影響を小さくできます。

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